味噌とは

 

味噌は正しく日本の味を象徴する調味料、ふるさとの味やおふくろの味というイメージが強いですよね。

家庭で作る事の殆どなくなった今でも、味噌汁はやっぱり我が家の味ではないかと思われます。

因みに、味噌は大豆を発酵させたものだと思い混まれている方も多いようですが、必ずしもそうとは限っていません。

そう言えば、糠味噌なんていうものもあって、思いのほか多種多様にわたる食品なんですよね。

味噌には赤だの、白だの、合わせだのと様々な種類があります。

当然、その風味や用途によって好みはいろいろとある事でしょう。

ほら、よく、名古屋なら何でもかんでも赤い八丁味噌なんて言われるし、関西、特に古都京都では上品な甘さが売りの白みそ、西京みそが好まれますよね。

また、赤と白の調合の割合によって、実に多種多様な味や香りの合わせみそを作る事も出来ます。

ただ、味噌に対する好みや拘りはあっても、みそ汁が嫌いという日本人は、そう多くはいないものと思われます。

そう、沢山ある発酵食品の中でも、味噌ほど老若男女を問わず愛されているものは他に例を見ないでしょう。

そして近年では、MISOとして、世界中の人気と注目をも集めています。

今や日本の味噌は世界のMISOとなり、誰もが大好きな発酵食品の帝王であると言っても過言ではないのです。

けれど、タンパク質とアミノ酸が豊富で、ビタミンもしっかり含んでいるみそは、私たち日本人の体を築き上げてくれた兵なのです。

昔の人はみんな、味噌で多くの栄養を取り、肉体的な成長を確立して行きました。

特に貧しい家庭においては、医者いらずとも言われた味噌は、なくてはならない食品だったのです。

今でも、炊きたてのご飯と出来たての味噌汁をじっくり味わってみて下さい。

それ以上何も要らないという至福の一時がきっと味わえるはずですよ。